次の活動実施予告・実施済の報告


◎2024年度もつくし野ビオトーププロジェクトを実施します。
〇第1回定例活動は4月20日土専用畑で年間プログラムの発表や新キャベツなどの収穫体験などを実施しました。
〇 第1回特別活動は、連休期間中に野菜の収穫た体験を実施予定です。確定後このブログで紹介します。

2017/02/21

活動報告 2016年度 定例第11回 「春をさがして里山ハイキング」

2月11日(土曜日)午後、本年度定例第11回目の活動(本年度通算第18回目)を実施しましたので活動報告をします。(小池常雄)
《2016年度 定例活動第11回 
「春をさがして里山ハイキング」活動報告》
この時期の天候は、冬型の気圧配置になれば、太平洋岸は晴天で乾いた空気におおわれます。まさにこの日もそんな天候となりました。
午前中、活動場所の畑へ資材を運ぶなどの準備をしましたので、集合場所の東門に13時前に到着した時は、すでにややへばってしまっていましたが、参加者が次第に集まってくれ、元気を取り戻すことができました。
最初に、東門近くの大階段の上で、この日の活動内容とテーマをお話ししました。この場所が、この日のルートとランドマークが良く見え、町田エリアと横浜市エリアとの違いがよくわかるのです。
ランドマークは、時と共に変化することもあります。今年も何ヵ所かの神社のモミの巨木は健在です。長津田駅前の高層ビルが、ランドマークに加わって数年が過ぎています。

活動の旗を先頭に、つくし野駅前を抜け、住宅地を抜けてワイワイとみんなで楽しくハイキングの始まりです。
 東京都と横浜市の境界を説明し、雑木林に入っていきました。

毎年7月中旬の活動で、利用している場所にも立ち寄りました。夏のころの風景とは、まったく異なり、林床(りんしょう:林の中の地面の部分)に、明るい日差しが降り注いでいます。
夏には高木の広葉落葉樹が葉を全体に広げてしまい、林床には光が届かず、うす暗くなってしまうけれど、この時期は、常緑の中低木が光を浴びて幸せそうです。生物(いきもの)は、動物も植物も、時間と空間とエネルギーを分け合って暮らしていることを実感できる時でもあります。

雑木林を抜けて、線路わきの耕作地に出ました。ここは小規模の家庭用の農地が分譲されていて、いろいろな野菜の冬の姿を見ることができました。用水がない場所なので、天水(雨水)を集めて利用する仕掛けがあるところもありました。レモンがたわわになっている場所もありました。
耕作地を抜け、記念碑の横で小休止。
ここにはいくつも戦争のころの鎮魂碑や慰霊塔が立ちます。この場所から、大正時代、昭和天皇が皇太子だった時にこどもの国の場所にあった陸軍の演習場での演習を見たのだそうです。

大石神社、天王神社と住宅地の中にポツンとのこった神社を巡っていきます。
神社やお寺は、境内の植物が大切にされるので、モミの木など、200年近い樹齢のものがそびえて、横浜市の保存樹木になっています。

大きな谷を通っている246号線を抜け、いよいよ里山らしい面影が残っている場所に入っていきます。むかしのつくし野もこんな場所だったのです。それでも数年前まで畑として耕作してあったのに、人の手が離れるとあっという間に篠竹が侵入し、農地の面影さえなくなってしまいます。
今年も天気が良かったので、スカイツリーが何か所かで見えました。
この日は数日前に雪が降りましたので、ルートをやや変更。ちょっとだけ大回りでしたが、足場の良いルートをたどりました。

子どもたちは元気よく、どんどんと先に歩いていきます。
つくし野から、ほんのわずかな距離ですが、100年前とそんなに変わらないような風景が広がります。それでも空を見上げれば、送電線が通っており、この鉄塔は、つくし野小から見えますので、たいした距離ではないこともわかります。
明るい栗林のところで小休止。かんたんなおやつを食べました。気持ちが良い場所で、運動をした後にお菓子を食べるとまた格別です。
ここまでくれば、もうゴールはあとわずか。馬の背…と呼ばれる地形の尾根を抜け、物流センターを横に見ながら246号線際までくればもう、つくし野のエリアが一望できます。
今年は、ハイキングのゴールをセントラルパークにせず、ビオトーププロジェクト専用畑にしました。

ここでこの日歩いたルートについてまとめのお話をしました。サプライズで、2種類の暖かい飲み物(ロイヤルミルクティーとほっとミルク)も用意し、届けてもらいました。
この後、本当は3月の活動まで残しておきたかったのだけれど、成長が早くてあと1月は残せないと思われる野菜を数種類収穫して分けることにしました。
ブロッコリーなどお店では先っちょの食べるところだけを切り取って売っていますので、どんな風に畑で育っているかを見ることは少ないと思います。この姿を見るとブロッコリーはたしかに花なのだということが実感できます。
今シーズン初めて育ててみた、ムラサキブロッコリーやスティック状に育つカリフラワーの新品種、カリフローレもうまく収穫できました。これらは数が少ないので、切り分けました。
収穫物は参加家族と顧問で分けましたがほどほどの量になりました。配分は公平にくじ引きで決めました。
今回の参加者数は、
未就学児:1名、1年生:2名、2年生:3名、3年生:1名、4年生:0名、5年生:1名、6年生:0名、中学生0名、高校生0名、子供の合計8名、保護者など:8名で、一般の参加者は16名でした。参加者の家族数は6家族でした。

取材は、月刊「スクールアメニティ」誌より岡本さん、運営側として、顧問他3名(篠田、船崎、小池)でした。

子どもの合計:8名、大人の合計:12名の総合計20名でした。

小学校は、つくし野小学校ほか、恩田小の合計2校。
幼稚園・保育園は、つくし野天使幼稚園でした。
1つ、ご紹介しておきます。
この日の1週間前、2月4日土曜日午後、安全確認のために活動ルートを下見しました。篠田さん、高見さんにご支援をいただき、3人で歩きました。

篠田さんは2週続けてのご支援、高見さんは貴重な勤務先の大阪からの帰省日を利用してのご支援をいただきました。

感謝するとともに、当日の参加者に代わり、お礼申し上げます。

《鉄鋼マンさんからお便りをいただきました》

先週の活動は、親子ともども午前中にあった幼稚園の発表会で疲れてしまい、大変天気も良かったのに参加できず残念でした。


巣箱の活動は、多くの感想が寄せられたようで、良かったですね。


うちの巣箱は門のそばの槇(マキ)の木にセットしました。
次男が希望していた蝙蝠(コウモリ)の巣箱をセットする場所は無いかと探してみたら、家の北側に配線を通しているパイプ状の物がありました。来年、挑戦してみようかと思います。


土曜日に次男が庭を見ていたらシジュウカラが2羽、巣箱(古い方)に出入りしていました。気のせいか口に何かくわえているようにも見えました。
それにしても早すぎるんじゃないか?と思いましたが、どこの世界にも気の早い人(?)はいるのでしょうか?


(小池注:多分これは、エサではなく、巣材を運び込んでいるのだろうと思います。)


子供たちが『どうして新しい方じゃなくて、古い方に先に来たんだろうね?』と言っておりました。『誰かが巣をつくった跡があれば、安全な場所なんだと思うんじゃないかな?』と言っておきましたが、どうなんでしょう?


最近、梅をはじめ、庭の花のあたりで、メジロを多く見るように思います。
先日子供達と町田の七福神巡りをした時も、町田天満宮の梅林にたくさんのメジロが群れており、ヒヨドリやムクドリ、キジバトなどもいました。


そういう自然に囲まれて暮らしていることを大変幸せに思いますし、我が子たちがそういう物を見て、即座に反応し喜んでいる姿を見ると大変良い刺激を与えて頂いているなあと思います。


ときどき、子供たちを連れて、ビオトーププロジェクト専用畑の白菜を見に行くのですが、先日、子供たちが『オオイヌノフグリだ!』というのを聞いて、大変驚きました。確かに咲いてはいるのだけれど、ちっちゃな花が一輪だけでしたし…。


『何かいないかなあ』と色々見ていると言うことなのだろうと思いますがそういうところから好奇心の翼を広げて行ってくれると良いなあと思います。

《たい肥作りをしました》
2月19日日曜日午後、中村さんと小池の2名で、畑のたい肥作りをしました。

セントラルパークから運んだクヌギの落ち葉を半分ほど入れてありましたが、この上に、昨年の夏に育てたサツマイモなどをツルを畑の上で乾燥させておいたものを機械で粉砕して、混ぜたのです。
 イモのツルだけではあまりいい肥料にならないというので、中村さんが剪定してこれも乾燥してあった庭木も粉砕して混ぜました。

あとは雨がかかり、湿ると葉っぱやイモの茎などがたい肥化していきます。昨年は寒い日に、たい肥から湯気が立ち上る様も観察することができました。

これはモズの写真。私たちが作業すると、トカゲなどの小動物が飛び出すのでそれを狙ってじっと見張っているのです。モズは野生の生き物ですが、うまく私たちヒトの営みを利用して生きていることが分かります。
ちょうど1年くらいの時間を要しますが、畑の土づくりにかかせないよいたい肥ができることを楽しみにしたいと思います。(小池)

文:小池
写真:岡本さん、小池
編集:平嶋

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