次の活動実施予告・実施済の報告


◎2024年度もつくし野ビオトーププロジェクトを実施します。
〇第1回定例活動は4月20日土専用畑で年間プログラムの発表や新キャベツと「?」の収穫体験などです。希望者にカブトムシの幼虫配布もします。
〇 第1回特別活動は、実施日・内容ともに未定です。

2008/07/31

「夏休みのつくし野小ビオトープ」

夏休みになって、つくし野小ビオトープは活況を呈しています。

まず、カブトムシ御殿で待望の羽化がありました。

7月20日(日)ころ、えさを食べている3匹のカブトムシを顧問の小池さんが確認しました。

産卵を待ちたいです。

次に、メダカ池ですが、たくさんの子メダカが生まれています。

近づくと、ぱっと散ります。

今日は真っ赤なアカトンボが池の上を飛んでいました。

産卵するかもしれません。

トンボ池ではがまの穂が出てきました。

シオカラトンボが池の周りを飛んでいました。

これも産卵するかもしれません。

昇降口のヤゴの水槽では、1学期末に少なくとも5・6匹のトンボが羽化しました。

子供たちが捕まえて見せてくれました。

つくし野小のビオトープにも夏が来たなと思います。

皆様、ありがとうございました。
つくし野小校長  田村 健治

2008/07/11

観察報告 「ヤゴの羽化」 その1

執筆者: 長岡顧問

自宅に持ち帰ったヤゴが羽化しましたのでご報告します。

当家のヤゴは、ヤゴ救出時に説明した中で、最も簡単な方法で飼育しました。

飼育容器はペットボトルを切って、多少の水草と水を入れ、羽化用の割り箸をさしたもの。


餌は冷凍アカムシ。

ピンセットで一匹づつつまんで口の前で揺らすと食べました。

最初の数日は食べなかったのですが、その後、慣れてくると簡単に食べるようになりました。

羽化前の数日は急に餌を全く食べなくなりました。また、体、特に頭の部分が黒くなってきます。

羽化の順番は餌を良く食べた順番でした。

一匹目の羽化後の抜け殻。


羽化後のトンボ。



ヤゴは通常深夜から早朝にかけて羽化しますので、その瞬間はなかなか見られないのですが、ニ匹目は夕方羽化を開始しましたので、写真に取ることができました。

午前9時半に水面から頭まで出しています。


屋外に出したところ再び水中に。


羽化開始。


羽が伸びてきています。




羽が透明になり、腹部が細くなっています。

体液で羽を伸ばし余分な体液は排泄します。

蝶の場合は黒い色ですが、トンボは透明でした。




ついに飛び立ち天井に移動。


付記: 学校のヤゴの水槽でも一匹羽化した後のぬけがらを子供が発見しました。(田村校長先生)

「ビオトープ通信」 第8号

ビオトープ倶楽部の皆様、おはようございます。

梅雨明けも近いこのごろ、本格的に蒸し暑くなってきましたね。

学校では児童たちが連日プールで水泳を楽しんでいますが、
第2回活動で学校からおうちに連れて帰ったヤゴ達は元気でしょうか。
もうトンボになりましたか。

当日のメイン講師の長岡さんのお宅では無事二匹の羽化に成功し
そのうち一匹の羽化の写真撮影に成功しました。

そこで今回は特別に長岡さんにヤゴの羽化の様子をレポートいただきました。

なりたてトンボのかわいい姿を是非ご覧ください。

「観察報告 『ヤゴの羽化』 その1」

URL: http://biotop-project.blogspot.com/2008/07/1.html

皆様のおうちでも、ヤゴが羽化したらメールでレポートを送ってください。
ブログに掲載させていただきます。育て方に関する質問も大歓迎です。

つくし野小学校ビオトーププロジェクトより

2008/07/10

「ビオトープ通信」 第7号

Googleに登録されたおかげでしょうか、地域外からの当ブログへのアクセスが出始めています。

なんだかわくわくしますね。

現在 50 の都市からのアクセスが記録されており、大半は東京都内からのものですが、日本列島は北海道札幌市から鹿児島県鹿屋市まで、海外は、アメリカ合衆国ニュージャージー州バーゲン郡やオーストラリア連邦ニューサウスウェールズ州シドニー市からのアクセスがあります。

コメントくるといいなあ...

では新着情報から。

§ 新着情報

「活動報告 08年度 第4回 『川と生き物を学びに行こう』」

URL: http://biotop-project.blogspot.com/2008/07/08-4.html

早速の活動報告です。

プロジェクト初のバスツアーでした。

校長先生の思いが天に通じて、梅雨の晴れ間で見事に天気に恵まれた素晴しい一日でした。

釣果の報告もあります。

§ 限定公開フォトアルバム

08年度第4回活動の限定公開フォトアルバムへのご招待です。

保護者の三浦さんには特別にバスに添乗いただき、車内の子供達の生き生きとした表情をたっぷりと撮影していただきました。

2008年08月09日まで約1ヶ月の期間限定なのでお早めにどうぞ。

重要なお願い:

招待状のリンク情報は、ご家庭の外には開示しないでください。

ご家族以外の参加者のお顔が写った写真の再掲載、再配布はしないでください。(当日参加者にも禁開示、禁再配布)

個人情報保護にご協力願います。

08年度第4回活動限定公開アルバム

URL: [メールマガジン版のみの掲載]

備考:

サービス提供元の「フォト蔵」の制限で携帯電話ではご覧になれません。

携帯電話で「ビオトープ通信」をご覧の方は本メールをご自身のパソコンのメールアドレスに転送して、パソコンでアルバムをご覧になってください。

つくし野小学校ビオトーププロジェクトより

2008/07/05

活動報告 08年度 第4回 「川と生き物を学びに行こう」

文: 田村校長先生
写真: 三浦さん

梅雨空の合間を縫って、第4回 つくしの小ビオトーププロジェクト活動が行われました。

今回も科学技術振興機構の助成を受けて、初めてバスをチャーターして、小田原の早川に遠征しました。



参加者は、児童 42名、保護者 24名、スタッフ 9名の総勢 75名です。

第1回目の活動時、参加児童から「釣りをしたい」「化石のことを調べたい」という要望があり、それを生かす形で企画しました。

つくし野にはない川も見てほしかったです。

・・・地球の歴史や生命の歴史・不思議さを見学を通して学んでほしい、

という願いがありました。

しかし、バスの定員は決まっており、参加児童とスタッフはバスで、保護者は電車での移動となりました。

行きのバスのなかでは、校長の魚釣りの話(浮き釣り、みゃく釣り、ルアー釣り、テンカラ釣り)や高見講師の岩石の話(日本各地の岩石、アンモナイトの化石の実物など)があり、盛り上がりました。



小田原入生田の「神奈川県立生命の星・地球博物館」に着いて、まずは早川河原に行って、高さ2メートルくらいの堰堤に設けられた魚道を見学しました。

校長が15年ほど前に来たときはなかった施設です。

安全確保のため、スタッフが5名ほどついて、5人ずつくらいに分けて見学しました。



電車で来た保護者と合流した後、集合写真を撮影してから河原におりました。

主目的は、河原の石の観察です。



次に、持参した手網を持って本流脇の細い流れで生き物観察です。

カジカガエル、川虫などがいました。

校長はその川虫(クロカワムシ)をえさに早速みゃく釣りです。

10cmくらいのハヤを2匹釣って見せました。



河原を移動中、小さな堰堤で小鮎が遡上中でした。

海から遡上したものと思われ、何十年ぶりかの目撃で感激しました。

スタッフが採集を試みましたが、残念ながら姿を見ることはできませんでした。


河原では、蚊針づりをやっている人もいました。

11:00をめどに博物館に移動しました。



2週間前にスタッフで実踏した経験に基づき、まずは全体をざーっと見学しました。

興味深い展示が多く、途中で立ち止まり全体を見学した子は多くなかったようです。

12:00からお借りした会議室でお弁当です。

なかには、親子で遠足のような光景も見られました。

13:00から、お願いしていた学芸員の方のお話がありました。


石ころ、石、岩などのでき方のお話の後、河原から1個ずつ持ってきた石について何という岩石か、一人一人教えていただきました。

児童は岩石に対する世界が広がったことでしょう。

13:30から再び博物館をじっくり見学です。

岩石のコーナー、化石のコーナー、昆虫の展示コーナーが1階です。

3階には身近な生き物コーナーがありました。

子供たちのメモや発表から「電気石」「壁一面のアンモナイト」「恐竜の化石」「モルフォチョウ」などに関心が高かったようです。(展示解説書は学校にあります)




14:30に再び会議室に戻り、気がついたこと、すごいなと思ったことなどを一人4枚、カードに書き、グループごとに模造紙に貼りました。

今回のグループは興味関心を考慮して学年ごとにしました。


5年生から順番に発表です。

前回のセントラルパークの時よりも発表が上手になったと思いました。

帰りのバスでは、ゆったりと過ごしながら1時間ちょっとで学校に着きました。

保護者グループは少し遅れて着きました。

雨に強いビオトーププロジェクトというジンクスができそうなくらい、今年最初の真夏日のなか、大きな事故やけがなく予定したほとんどの行程を実施でき、うれしかったです。

子供たちや保護者の心に、どれほど感動を残せたでしょうか。皆様、ご苦労様でした。

補足: 電車による往復路

文: 小池顧問

小池は、バスとは別行動の保護者の皆さんを電車でご案内しました。

ご一緒に行ったのは15名ほどでした。

久々の遠足のよう・・・とお話しくださったお母さんもいました。

子供たちは校長先生たちにお預けした大人の遠足だったのかも知れません。

バスの移動状況は、携帯で確認し、電車内でもすぐに皆で共有しました。

バスが渋滞に捕まりませんでしたので、行きも帰りも30分ほど電車組は余計に時間を要しましたが、バスの中のにぎやかな様子は三浦さんの写真で追体験できています。



暑かったですが、ご一緒に移動した保護者の皆様、お疲れ様でした。



08年度 第4回ビオトープ活動アルバム